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【UR-U竹花氏授業アウトプット】お金の仕組みと資本主義の真実を解説

このブログは、UR-U竹花氏の授業アウトプット課題として作成したものです。YouTubeで配信された講義「お金の仕組みと資本主義の現実」を視聴し、その内容を自分なりにまとめ、解説しています。

目次

1. 現代日本の経済の現状

講義はまず、私たちが生きる「現代の日本」の経済状況を直視するところから始まりました。日本人の平均年収はおよそ426万円(月収26.8万円)。この中で住宅ローンや教育費をまかなうのは現実的に難しい状況です。

実際、20代の6割が貯金ゼロ、7人に1人の子どもが貧困という現実。過去30年で物価は上昇し、ガソリンは2倍、消費税は3.3倍、社会保障費も増加。一方で給料はほとんど上がっていません。竹花氏は「日本はもはや豊かな国とは言えない」と指摘します。

2. 会社員の安定神話は崩壊している

竹花氏は「会社員の安定」という幻想を鋭く否定しました。会社は株主のものであり、経営者や従業員のためのものではありません。企業の目的は純利益を増やすこと。たとえ黒字企業でも、コスト削減のために人員削減(リストラ)は行われる。それは“会社を守る”ための当然の行為だからです。

つまり、どれだけ一生懸命働いても、あなたの頑張りは給料には反映されにくく、利益の大半は株主に流れる。竹花氏は、「会社員は頑張らない人にとっては天国、頑張る人にとっては地獄」と表現しました。

3. お金の誕生と信用の歴史

お金の話は、歴史を知ることから始まります。昔は物々交換から始まり、やがて貝殻、そして金(ゴールド)が使われるようになりました。金は信頼の象徴であり、その保管を請け負ったのが銀行の起源です。

やがて「金と引き換え可能な証明書=紙幣(シェイ)」が登場します。紙幣は持ち運びが便利で、徐々に金よりも流通するようになりました。しかし銀行は次第に「実際の金がなくても貸し出しができる」と気づき、これが信用創造の始まりとなります。

4. 銀行はどのようにお金を生み出しているのか

竹花氏は、「お金を作っているのは造幣局ではなく銀行だ」と語ります。銀行は預金をもとに貸し出すのではなく、数字を入力するだけで“お金を生み出している”のです。これが現代の金融システムの本質。

たとえば、誰かが住宅ローンを組むと、銀行はその金額を口座に“打ち込む”だけ。実際にその金が金庫に存在するわけではありません。しかしそのお金は流通し、経済活動を生み出します。つまり、世の中のお金のほとんどは誰かの借金=ローンとして存在しているのです。

5. 無限に増えるお金とインフレの関係

ローンを止めると経済が止まる。だからこそ世界中でお金は常に増え続けます。お金が増えれば物価も上がる。つまり、お金の価値は時間とともに下がるという構造です。

竹花氏は、「お金が増え続ける限り、モノやサービスの生産も加速し続けなければならない」と説明します。これが経済成長(GDP)の本質。しかし、地球の資源や人間の労働には限界があります。いつか“お金の増加スピード”に現実が追いつかなくなる——これがインフレの正体です。

6. 今後お金に価値がなくなる時代へ

講義の中で最も印象的だったのは、「今後、お金の価値はどんどん下がっていく」という警告です。お金の量が増え続ける一方で、実体のある価値(モノや資源)は限られています。結果、紙幣は“ただの紙切れ”になっていくのです。

では、どうすればいいのか。竹花氏は2つの方向性を提示しました。

  • お金の増加スピードに「ついていける資産」に変える(例:生産性のある事業、株式など)
  • お金の増加に影響されない「有限資産」に変える(例:金、不動産、自然資源など)

特に竹花氏自身も、IT事業で得た利益を「不動産」や「実物資産」に変えていると語っています。「お金を貯める」のではなく「価値を保つ」ことが、これからの時代に求められる姿勢なのです。

7. 学びと気づき(自分のアウトプット)

今回の講義を通じて感じたのは、「お金とは信頼であり、幻想でもある」ということです。私たちが日々使っているお金は、実体がない“数字の約束”に過ぎません。だからこそ、お金に頼らない生き方・稼ぎ方・資産の持ち方を学ぶことが重要だと実感しました。

また、会社員としての安定神話を信じるのではなく、自ら価値を生み出せる力——マーケティング、投資、金融リテラシー——を身につけることが、真の安定につながると感じました。

まとめ

竹花氏の講義は「お金の授業」でありながら、同時に「生き方の授業」でもありました。お金は単なる道具。大切なのは、その仕組みを理解した上で、どう活用するかです。

これからの時代、「お金を増やす」よりも「お金の価値を守る」視点を持つこと。そこに、資本主義社会で生き抜くためのヒントがあると強く感じました。

※本記事はUR-U竹花氏の授業「お金の仕組み」講義をもとに作成したアウトプット課題です。

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この記事を書いた人

お金の知識があれば資産も増える。
知らなきゃ損するお金の話。
お金の勉強何から始めたらいいの?
UR-Uで学んだことをアウトプットしていきます。

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